脳卒中や麻痺のリハビリを考えるとき、まず頭に浮かぶのが180日という保険制度の期限です。
通常、急性期・回復期を経て、180日以内に退院するという流れが一般的です。
しかし、この「180日という期限は、どのような根拠に基づいているのでしょうか?
180日で本当に足りるのか?
脳卒中と一口に言っても、患者さんの状態は軽症から重症までさまざまです。
重症で機能を大きく失った方にとって、180日という期間で十分な回復が得られるのでしょうか?
たとえば、健康な赤ちゃんでさえ、歩き始めるまでにはおよそ1年(365日)という時間が必要です。
それに対して、麻痺の回復において、軽症と重症の方を一律に180日で区切るのは、回復の個別性を無視した制度設計ではないかと感じざるを得ません。
制度を維持するための効率性を優先するあまり、人の回復を最優先に考えた仕組みになっていないのではないでしょうか。
180日という期限がもたらす弊害
180日の期限には、次のような弊害があります:
①途中でリハビリの目標が変わる 急性期や回復期のリハビリは、麻痺の回復を目指して進められます。
しかし、退院までの期限が見えてくると、社会復帰や自宅退院の準備を優先せざるを得なくなるのです。
その結果、麻痺回復のためにすべての時間を使えないという現実があります。
②「6ヶ月の壁」による思い込み 医療の現場では、180日=「回復の6ヶ月の壁」と言われることがあります。
この期限を過ぎると「これ以上は良くならない」という考え方が浸透してしまっているのです。
「180日を過ぎたら治らない」――この常識は、むしろ麻痺からの克服を妨げる足枷になっています。
しかし、当院では「6ヶ月の壁」は関係ないと考えています。実際に6ヶ月を過ぎても回復を遂げた方々の事例を多数経験しているからです。
「6ヶ月の壁」という考えは今までの常識的な方法、考え方では6ヶ月の壁があるということだと私たちは捉えています。
180日を超えた回復の可能性
医療保険制度は、多くの人に平等に利益を届けるために一定の制限を設けざるを得ません。それ自体が悪いわけではありません。
しかし、制度の枠を超えた機能回復の場が必要な方がいるのも事実です。
当院のアプローチ
当院では、医療保険・介護保険制度の枠を超えて、次のような方々を支援しています:
・医療の制度では改善が見られなかった方
・180日という期限の中で満足のいく回復を得られなかった方
・本気で麻痺の克服を目指している方
私たちは、麻痺そのものを克服することを目標に、自費という自由な領域で、制限や期限にとらわれず施術を行っています。
純粋に機能回復を目指し、患者さん一人ひとりの可能性を引き出す場所でありたいと考えています。
もう一歩先の機能回復を目指す方へ
「もう治らない」と言われて諦めていませんか?
「180日」を過ぎても機能改善できる可能性を一緒に追求しませんか?
当院では、制度では叶わなかった機能回復を実現するために全力でサポートします。
本気で機能回復を目指す方、ぜひ一度ご相談ください。
制限や期限を超えた新しい可能性を、私たちと一緒に切り拓きましょう。
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