「負荷をかけて筋力を鍛える」
一見、効果的に思えるこのアプローチ。
しかし、麻痺の方にとっては、リスクを無視した危険な賭けになる可能性があります。
このパワーリハビリは本来の対象は健康な高齢者が体力を落とさないために行われているものです。
麻痺の患者さんにとって、パワーリハビリが最善の方法と言えるのでしょうか?
結論から言えば、「NO」だと私たちは考えています。
感覚麻痺とリスクの見落とし
ひろさわ式感覚検査を行うと、ほぼ全ての麻痺患者さんに感覚麻痺があります。
それは医療では問題ないと評価を受けた人たちであっても。
通常、私たちの体は痛みや痺れといった信号を通じて「これ以上は危険」というサインを送ります。
しかし、感覚麻痺があると、この重要な警告システムが機能しません。その結果、以下のような問題が起こります。
- 思うような回復をしない。
- 筋肉や関節に過剰な負荷がかかり、さらに機能を損なう(麻痺が悪化する、痛みが出たり、関節が壊れる、手足の動きが鈍くなる)
- 危険な状態に陥っても気づかない。そのために怪我を負う。
- 危険を認知できずに、突然の転倒や予期せぬ体調悪化(脳卒中再発などにつながる)
「気づかない危険」は、単なる不運ではありません。
誤ったアプローチによって作り出された、避けられるはずのリスクなのです。
片麻痺は筋力不足が原因ではない
片麻痺患者さんが「うまく動けない」理由は、筋力の不足ではありません。
それなのに、パワーリハビリを片麻痺の特効薬のように捉える風潮は、根本的に間違っています。
実際、筋トレを適切に行えば、日常生活レベルの筋力は2ヶ月程度で筋力は十分に向上が見られます。
しかし、それでも動きが改善しないとしたら?
理由は明らかです。筋力の問題ではないからです。
つまり、原因を見誤っているのです。
- 神経系の異常
- 感覚情報の欠如
- 不適切な運動プログラム
- 適切な身体構造の欠如(異常)
これらの要素を無視して整形疾患や高齢者と同様の考えで筋力アップに固執するのは、目的地の違う電車に乗るようなものです。
方向が違えば、どれだけ速く進んでもゴールにはたどり着きません。
短期的な効果を求めるリスク
短期間で「見てくれ重視」の成果を求めるアプローチは、片麻痺という複雑な後遺症には通用しません。
それは一時的な数字や見た目(歩行スピードアップや歩幅アップなど)は変化したとしても、患者さんの本質的な回復には何も寄与しないのです。
私たちは療法士時代に、これによって多くの患者さんが悩み苦しむ姿を見てきました。
短期的な「効果」という罠に囚われると、その代償は患者さん自身の身体で支払うことになります。
当院が目指すのは、『本質的な回復』
片麻痺は簡単な問題ではありません。
ですが、これまでの医療や常識で見逃されてきた改善の鍵はたくさんあります。
その鍵を一緒に探し、コツコツと進む覚悟がある方には、当院は最適な場所です。
当院では次のような方を歓迎します
- 短期的な効果ではなく、本質的な改善を求める方
- 中長期的な視点で、自分の体と真剣に向き合いたい方
- 厳しい現実も受け入れ、共に未来を切り開く覚悟のある方
一方で、「すぐに目に見える効果」を求める方には当院は向いていません。
片麻痺は表面的なアプローチでは本質的な改善しないからです。
しかし、地道な努力を積み重ねることで得られる未来は、目先の成果とは比べものになりません。
ご相談・体験施術のご案内
私たちは、患者さん一人ひとりの目標に真剣に向き合います。
そのため、時には厳しいことをお伝えするかもしれません。
しかし、それは全て患者さんの未来のためです。
本気で改善を目指したい方、一度お話を聞きに来てください。
体験施術を通して、最適なアプローチをご提案します。
「片麻痺の本質的な改善」を目指す旅路を、私たちと一緒に始めてみませんか?



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